일본소설 번역해주세요

일본소설 번역해주세요

작성일 2022.03.11댓글 1건
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そのときは全く緊張もしなかったし、正直返事だってどうでもよかった。
しかし今回は「会いたい」と一言書くだけで、かなり時間がかかった。
返事も待ちきれない。誰かを好きになるってこういうことなんだ。
毎日言葉を交わしたいし、手紙の文面だけだなんてもどかしい。
手紙じゃなくて彼女にスマホを届けてくれたらいいのに。
そしたら毎日やりとりができるし、声も聞ける。画面越しに笑い合うことだってできるだろう。
人生で使える 『頑張りの量』が決まっているとしたら、僕はこの夏体みで一生分を消費したと思う。
それくらい、部活にも勉強にも全力投球した。
そして今日はついに夏休み最終日。野球部をやめる日だ。

「みなさんと一緒に野球ができて楽しかったです。でもせっかく部長に選んでもらったのに、最後まで続けられなくて本当にごめんなさい。今日までありがとうございました。
これからもずっと応援しています」

高校の先輩、中学の後輩、そして同期。みんなの顔を見ながら話す。
話し終わると、大きな拍手と「ありがとう」 「頑張れよ」の声。
夏でやめるなんてわがままを聞いてくれた上に受験の応援までしてくれて、みんなには感謝してもしきれない。

「時期、これみんなから。また遊びに来いよ」

早坂から寄せ書きを渡され、そこに 『時期が部長でよかった』の文字が見えた瞬間、せきを切ったかのように涙があふれた。
僕なんて部長に向いていないと決めつけていた自分自身から、ようやく解き放たれた気がした。

「おかえり時期。最後の部活も楽しかった?」

「うん。見て、みんなから寄せ書きもらった」

「あらいいわね。額買って来なくちゃ。ところで時期は、夏休みの宿題終わってるの?」

「なんとか終わったよ。裕期はまたサボってたんでしょ」

「そうなのよ、今日も帰ってからずっと部屋にこもってる。こりないわねえ」

どうせまた夜にでも宿題手伝ってって泣きついてくるんだわ、と心底あきれ顔の母さんが面白い。
部屋のドアを開けると、机から封筒がはらりと落ちた。なぜかいつもより頑す丈に封をされているけれど、ずっとずっと待っていた千代子ちゃんからの手紙。

「会いたい 』と伝えてから二十日過ぎても返事が来なかったから、変に思われたんじゃないかとあせっていたけれど、遅くてもこうして届いてほっとした。

告白をしたわけでもないのに、ただ会いたいと書いただけなのに、緊張で封を開ける手が震える。


『時期くん
お手紙ありがとう。たしかに私、もういろんなこと知っちゃったね。
洗濯機使ってみたいし、エアコンだっけ、そんなものがあったら今みたいに暑い季節は家から出なくなっちゃいそう。
未来にはこんなものができるんだよって、みんなに言って自慢したいけど絶対信じてもらえないよね。なんだか悔しい。
時期くんに会えるまで絶対長生きするよ。約束。
時期くんに会えたら伝えたいと思ってたことがあるのだけど、もう今ここに書いてもいいかな。
時期くん、好きだよ。
すごくすごく会いたい。
時期くんと手をつないで、東京の街を歩いてみたい。

そのためならいつの時代にだって行くから。
ごめんね急にこんなこと言って。気持ち悪いよね。こんな手紙捨ててくれていいよ。
返事も無理に書かなくていい。ただ伝えたかったの。


千代子より 』


全身が熱くなった。
千代子ちゃんが僕のことを好き…?
手をつないで、東京を……?
驚きと喜びで思わず上げてしまった叫び声が家中に響き、母さんや裕期に怒られたけど、僕は上の空だった。
僕も千代子ちゃんと手をつなぎたい。
一緒に歩きたい。
いろんな場所に行きたい。
でもその前に、今度は僕の想いをちゃんと伝えないと。


東期そのとき、窓に水滴が落ちた。
しずくはしだいに増えて雨音へと変わり、週はずっと快晴だという天気予報をあざ笑うかのように、またたく間に豪雨となった。
最後の部活は雨にあわなくてよかったなとぼんやり考えていると、母さんに洗濯物を取り込むのを手伝ってほしいとベランダに呼ばれた。

「予報がこんなに外れるのも珍しいわね。結局、自然なんてわからないものなのかしら」

そんな何気ない母さんの言葉が、やけに頭に残った。
その日の夕食後、僕は父さんの見ているニュース番組をぼんやり眺めていた。
そろそろ部屋に戻って明日の準備でもしよう、いやその前に手紙の返事かな。
そう思って立ち上がろうとしたとき、アナウンサーの言葉を聞いて頭が真っ白になった。

「関東大震災の日から、明日で百年を迎えます」


関東大震災。歴史が苦手な僕でも知っている、未曽有の大災害だ。
あわててスマホを取り出し、関東大震災を検索する。
一九二三年九月一日発生。死者およそ十万五千人、うち東京は七万人。
あまりに大きな数字に息が止まる。

。。大丈夫、まだ千代子ちゃんが巻き込まれると決まったわけじゃない。
そう信じようとすればするほど涙が止まらなくなった。どうしてもっと真剣に歴史を勉強しなかったのだろう。
二学期からなんて甘えたことを言わずに、せめて大正時代だけでも予習しておけば。
今からでも、どこか遠くに逃げるよう手紙を書こう。あんなに考えていた告白の返事のことも頭から消え、必死にペンを走らせた。
どうか奇跡が起きて、一分一秒でも早くこの手紙が彼女のもとへ届きますように。
届くまで十日もいらないでしょ。
神さまお願い、何でもするから。



『千代子ちゃん
お願いがあります。今すぐ、できるだけ遠くに向かってください。大切な人たちを連れて。

明日、信じられないくらい大きな地震が東京を襲います。

落ち着いたらまた手紙をください。
いつまでも待っています

時期より 』



祈るような気持ちでそれだけ書き、いつもの場所に置いた。
どうか無事でいて二学期に入ってもまだ蒸し暑い日が続いている。
あれから受験勉強そっちのけで大正時代、特に関東大震災のことをたくさん調べた。
調べて調べて、何度も何度も同じようなサイトを読みあさった。


そのおかげで学校で習う前に大正時代は完壁になっていた。
完壁すぎて、興味がなかった今までとは違う意味で歴史の授業はつまらなかったし、何より改めて大正時代の話を聞きたくなかった。

「これらの国々で作られたのが国際連盟で__」

知ってる。

「このときに結ばれたのが九カ国条約で、これは__」

それも知ってるよ。

「おい時期、聞いてるか?」

「え?」

突然名前を呼ばれて顔を上げると、いつのまにか先生が目の前に立っていた。

「じゃあ時期、教科書の続きを読んでくれ」

「······はい」


指定されたページを開けると、太字で書かれた 『関東大震災』の文字が真っ先に目に飛び込んできて息が止まる。


だめだ、読めない。もともと歴史の先生には目をつけられていたから、教科書読みなんてこれまで何回もやってきた。

それなのに。みんなが心配そうに僕の方を見る。

「先生、俺が代わりに読むよ」

そう言ってくれた樹の声も、僕を心配してくれている先生の声も、聞こえてはいるのに、もやがかかったように頭に入ってこない。

冷えきった手で教科書のページをめくると、そこには弾けるような笑顔で街を歩く大正時代の女の子たちがいた。

モダンガールという名のとおりのおしゃれな洋服を着た彼女たちの目は希望に満ちていた。

その途端、昨日ネット検索で出てきた凌雲閣崩壊の写真が頭をよぎる。

千代子ちゃんが行きたいと言っていたその建物でも、震災によってたくさんの死者が出たらしい。



「何があった?」

そう聞かれるたびに、どうしようもない気持ちになった。何もない。僕の身には。
ただ、僕は千代子ちゃんを守ることができなかった。吐く息が白く染まっては消えていく。
季節はもうすっかり冬だ。どれだけ待っても、千代子ちゃんからの返事は来ない。
樹と裕期の恋愛模様は意外にあっさりと終わりを迎えた。
クリスマス前、ほとんど同じタイミングで告白した二人は、芽衣ちゃんに「好きな人がいる」とフラれたらしい。

「俺らの今までの努力はなんだったんだよ、なあ樹」

「まあそう落ち込むな。裕期にも俺にもまたいい人見つかるって」

失恋してから二人は意気投合したようで、フラれた直後にもかかわらずとても楽しそうだ。


「兄ちゃんも早く次の人見つけなよ。失恋したんだろ?」

何も知らない裕類の言葉は、僕の心を大きくえぐった。
塾の授業が終わり、マフラーを巻きながら受付の前を通ると、塾長と談笑している芽衣ちゃんと目が合った。

以前探りを入れたものの普段はあまり話さないので、いつものように手だけ振って帰ろうとすると、

「時期くん、待って!」

突然呼び止められ、声のした方を見ると芽衣ちゃんが僕のそばに駆け寄って初た。

「ごめん。今ちょっと時間ある?」

彼女の言葉に時計を見てうなずく。
お互い勉強の進捗などを話しながら階段をのぼり、自動販売機で飲み物を買う。
幸い休憩スペースには誰もいなかった。
そういえば芽衣ちゃん。だいぶ前だけど、探りを入れるようなことしてごめんね。

樹と裕期、これからも仲よくしてあげてほしい」に勝手に言ってしまって申し訳ないことをしたと思っていたから、こうして謝る機会ができてよかった。

忘れないうちにと芽衣ちゃんより先に切り出す。
彼女の恋愛事情を樹や裕郷「もちろんだよ。二人とも大好きな友達だもん。私の方こそ彼氏いないなんてあいまいな言い方しちゃって、申し訳なかったと思ってる」

「それならよかった。好きな人がいるんだよね、応援するよ」

僕の言葉に芽衣ちゃんは浅く息を吸い、意を決したように口を開いた。

ココアの缶を包む小さな手が少し震えている。

「時期くん。そのことなんだけど……」

好きな人のことをぼつりぼつりと語る彼女の目に浮かぶ涙を見て、僕は改めて恋愛の難しさをかみしめた。
芽衣ちゃんも樹も裕期も、どうして幸せになれないのだろう。
全員の願いを叶えるのは難しいけれど、それでも何とかならないかと考えてしまう。

閉館時間になり見回りに来た警備員さんが、僕たちに「勉強大変だろうけど頑張ってね」と声をかけてくれた。

すっかりぬるくなったミルクティーを口に流し込んで一階に降りると、芽衣ちゃんが「忘れ物を思い出したから先に帰ってて」と言うので、熟長に会釈をして一人外に出た。

冷たい風に涙がゆるみ、手に持ったままだったマフラーを巻く。
一階の受付で、塾長は卒業生らしき女性と話に花を咲かせていた。
よく見ていないからわからないけれど、きっと晴れやかな表情をしていたのだろう。
今の僕には彼女と僕たちの状況が、まるで別世界であるかのように思えた。
年が明け、いよいよ受験勉強にラストスパートをかける時期になった。
そして僕と千代子ちゃんの文通が始まったあの日から、もうすぐ一年が経とうとした。


『子代子ちゃん
大丈夫?怪我してない?
あのとき好きって言ってくれて、本当に嬉しかった。僕も千代子ちゃんのことが好き。
もっと早く言えなくてごめ一またいつか、どこかで絶対会おうね。
千代子ちゃん、どうか幸せで。

時期より 』

そんな手紙を何通も書いたけれど、それが彼女のもとへ向かう気配はもうなかった。
書いても前みたいに消えてくれないから、手紙はたまっていく一方だった伝えたいことも聞きたい返事も、たくさんあるのに。


千代子ちゃんと手紙を交わすことができたあの日々を、もっと大切にすればよかった。

「時期、俺らのこと絶対に忘れんなよ」

四月。新学期の前日、ついに東京を出発する日が来た。朝早くに家を出ると伝えていたのに、樹や早坂たちがマンションの前まで見送りに来てくれた。

「忘れるわけないだろ」

みんなとの別れを惜しみつつ、車に乗り込む。

「みんなありがとう。また連絡する」

「おう、毎日でもいいぞ」

どこに行っても、どんなに離れていても、樹たちとは小さな端末を通していつでもつながることができる。



猛勉強の末、僕は先月、無事に第一志望の高校に合格した。
大阪の理系高校。そこを選んだのは、将来みんなの生活を豊かにする機械の開発者になりたいと思ったから。
この目標、千代子ちゃんにも伝えたかったな。

『すごいね、どんな機械を作るの?仕組みは?機能は?』って、きっと興味津々なんだろうな。
車が動き出す。外にはあのしだれ桜が見える。
先週の雨で花は散ってしまったが、全てを包みこむように優しく揺れる枝がいつもよりずっと、きらきらと輝いて見えた。



profile_image 익명 작성일 -

そのときは全く緊張もしなかったし、正直返事だってどうでもよかった。

しかし今回は「会いたい」と一言書くだけで、かなり時間がかかった。

返事も待ちきれない。誰かを好きになるってこういうことなんだ。

毎日言葉を交わしたいし、手紙の文面だけだなんてもどかしい。

手紙じゃなくて彼女にスマホを届けてくれたらいいのに。

そしたら毎日やりとりができるし、声も聞ける。画面越しに笑い合うことだってできるだろう。

人生で使える 『頑張りの量』が決まっているとしたら、僕はこの夏体みで一生分を消費したと思う。

それくらい、部活にも勉強にも全力投球した。

そして今日はついに夏休み最終日。野球部をやめる日だ。

그 땐 전혀 긴장하지도 않았고 솔직히 답변도 어찌됐건 상관이 없었다.

그러나 이번엔 '만나고 싶어'라는 한 마디를 쓰는 것만으로도 쾌 시간이 걸렸다.

답장도 기다리기 힘들었다. 누군가를 좋아하게 된다는 것은 이런 거구나.

매일 대화를 나누고 싶고 편지의 문장만으로는 애가 탔다.

편지가 아니라 그녀에게 스마트폰을 주면 좋을텐데.

그렇게 하면 매일 대화를 주고받을 수 있고 목소리도 들을 수 있다. 화면 너머로 서로 웃으며 대화할 수도 있겠지.

인생을 통틀어 사용할 수 있는 '노력의 양'이 정해져 있는 거라면 나는 이 여름방학에 일생분량을 소비했다고 생각한다.

그 정도로 동아리활동에도 공부에도 전력을 투구했다.

그리고 오늘은 결국 여름방학 마지막 날. 야구부를 퇴부하는 날이다.

「みなさんと一緒に野球ができて楽しかったです。でもせっかく部長に選んでもらったのに、最後まで続けられなくて本当にごめんなさい。今日までありがとうございました。

これからもずっと応援しています」

"여러분과 함께 야구를 할 수 있어서 즐거웠습니다. 하지만 모처럼 부장으로 선출되었는데 마지막까지 함께 할 수 없어서 정말 미안합니다. 오늘까지 고마웠습니다.

향후에도 계속 응원하겠습니다."

高校の先輩、中学の後輩、そして同期。みんなの顔を見ながら話す。

話し終わると、大きな拍手と「ありがとう」 「頑張れよ」の声。

夏でやめるなんてわがままを聞いてくれた上に受験の応援までしてくれて、みんなには感謝してもしきれない。

고등학교 선배, 중학교 후배, 그리고 동기들. 모두의 얼굴을 보면서 말했다.

말을 끝내자 커다란 박수와 "고마워" "힘 내고 열심히 나아가길"과 같은 성원이 터졌다.

여름이 오면 그만둔다고 제멋대로 낸 결단을 들어 준 데다가 수험 응원까지 받으니 모두에게는 아무리 감사해도 모자란 기분이다.

「時期、これみんなから。また遊びに来いよ」

"토키토, 이건 모두가 준비했어. 또 놀러 와."

早坂から寄せ書きを渡され、そこに 『時期が部長でよかった』の文字が見えた瞬間、せきを切ったかのように涙があふれた。

僕なんて部長に向いていないと決めつけていた自分自身から、ようやく解き放たれた気がした。

하야사카로부터 메시지 종이를 받아서 보니 '토키토가 부장이라서 좋았다'는 문구가 보였고 그 순간 봇물이 터지듯 눈물이 쏟아졌다.

「おかえり時期。最後の部活も楽しかった?」

"왔니 토키토. 마지막 동아리활동도 즐거웠니?"

「うん。見て、みんなから寄せ書きもらった」

"응. 보세요. 모두가 메시지를 써서 주던데"

「あらいいわね。額買って来なくちゃ。ところで時期は、夏休みの宿題終わってるの?」

"어머 좋겠다. 액자를 사야겠네. 근데 토키토는 여름방학 숙제는 다 했니?"

「なんとか終わったよ。裕期はまたサボってたんでしょ」

"겨우 끝냈어요. 히로토키는 또 늑장부렸죠?"

「そうなのよ、今日も帰ってからずっと部屋にこもってる。こりないわねえ」

"그랬다니깐. 오늘도 돌아오고나서 쭉 방에 틀어 박혀서. 질리지도 않는지."

どうせまた夜にでも宿題手伝ってって泣きついてくるんだわ、と心底あきれ顔の母さんが面白い。

部屋のドアを開けると、机から封筒がはらりと落ちた。なぜかいつもより頑す丈に封をされているけれど、ずっとずっと待っていた千代子ちゃんからの手紙。

어차피 또 밤에 숙제를 도와달라고 울며 매달릴거야, 하며 속으로 기막혀하는 엄마가 웃기다.

방 문을 열었더니 책상에서 팔랑이며 봉투가 떨어졌다. 왜 그런지 평소보다 단단히 봉인되어 있지만 언제 오나하고 기다리던 치요코의 편지.

「会いたい 』と伝えてから二十日過ぎても返事が来なかったから、変に思われたんじゃないかとあせっていたけれど、遅くてもこうして届いてほっとした。

'만나고 싶어'하고 전한 후 20일이 지나도록 답장이 오지 않았기에 불편하게 생각한 건 아닌가 하고 초조했는데 지금이라도 이렇게 받아서 안심했다.

告白をしたわけでもないのに、ただ会いたいと書いただけなのに、緊張で封を開ける手が震える。

고백을 한 것도 아닌데, 그저 만나고 싶다고 썼을 뿐인데 긴장으로 봉투를 여는 손이 떨린다.

『時期くん

お手紙ありがとう。たしかに私、もういろんなこと知っちゃったね。

洗濯機使ってみたいし、エアコンだっけ、そんなものがあったら今みたいに暑い季節は家から出なくなっちゃいそう。

未来にはこんなものができるんだよって、みんなに言って自慢したいけど絶対信じてもらえないよね。なんだか悔しい。

時期くんに会えるまで絶対長生きするよ。約束。

時期くんに会えたら伝えたいと思ってたことがあるのだけど、もう今ここに書いてもいいかな。

時期くん、好きだよ。

すごくすごく会いたい。

時期くんと手をつないで、東京の街を歩いてみたい。

'토키토

편지 고마워. 분명 난, 이미 많은 걸 알아버렸네.

세탁기 사용해 보고 싶고, 에어컨이었나? 그런 게 있다면 지금처럼 더운 계절에 집에 틀어박히게 될 것 같아.

미래에는 이런 게 만들어진다고 모두에게 알려 자랑하고 싶지만 절대 안 믿겠지.

왠지 아쉬워.

토키토를 만날 때까지 꼭 오래 살거야. 약속.

토키토를 만나면 전하고 싶은 게 있는데, 그냥 여기 써도 될지.

토키토, 좋아해.

너무 너무 보고 싶어.

토키토랑 손을 맞잡고 토쿄 거리를 거닐고 싶어.

そのためならいつの時代にだって行くから。

ごめんね急にこんなこと言って。気持ち悪いよね。こんな手紙捨ててくれていいよ。

返事も無理に書かなくていい。ただ伝えたかったの。

그러기 위해서라면 어느 시대이든 갈 테니까.

미안해. 갑자기 이런 소리 해서. 기분 나쁘겠지? 이따위 편지 버려도 괜찮아.

답장도 무리해서 쓰지 않아도 돼. 그냥 마음을 전하고 싶었어.

千代子より 』

치요코가'

全身が熱くなった。

千代子ちゃんが僕のことを好き…?

手をつないで、東京を……?

驚きと喜びで思わず上げてしまった叫び声が家中に響き、母さんや裕期に怒られたけど、僕は上の空だった。

僕も千代子ちゃんと手をつなぎたい。

一緒に歩きたい。

いろんな場所に行きたい。

でもその前に、今度は僕の想いをちゃんと伝えないと。

온 몸이 달아 올랐다.

치요코가 나를 좋아해...?

손을 맞잡고 토쿄를....?

놀라움과 기쁨으로 얼결에 크게 지른 목소리가 집 안을 흔드는 바람에 엄마와 히로토키에게 혼났지만 나는 마음이 들떠 이었다.

나도 치요코랑 손을 잡고 싶다.

함께 거닐고 싶다.

여러 곳을 다니고 싶다.

하지만 그 전에 이번에는 내 마음을 똑바로 전달해야지.

東期そのとき、窓に水滴が落ちた。

しずくはしだいに増えて雨音へと変わり、週はずっと快晴だという天気予報をあざ笑うかのように、またたく間に豪雨となった。

最後の部活は雨にあわなくてよかったなとぼんやり考えていると、母さんに洗濯物を取り込むのを手伝ってほしいとベランダに呼ばれた。

그 때 창문에 물 방울이 떨어졌다.

물 방울은 점차 늘어나 빗소리로 바뀌고 이번 주는 맑을 것이라는 일기예보를 비웃듯 깜짝할 새에 크게 내리기 시작했다.

마지막 동아리활동 날에 비가 내리지 않아 다행이네 하고 멍때리고 있는데 엄마가 빨래들을 걷는 걸 도우라고 베란다로 불렀다.

「予報がこんなに外れるのも珍しいわね。結局、自然なんてわからないものなのかしら」

"예보가 이렇게나 틀리다니, 드문 일이야. 결국 자연이란 걸 완전히 예상할 수는 없는 걸까."

そんな何気ない母さんの言葉が、やけに頭に残った。

その日の夕食後、僕は父さんの見ているニュース番組をぼんやり眺めていた。

そろそろ部屋に戻って明日の準備でもしよう、いやその前に手紙の返事かな。

そう思って立ち上がろうとしたとき、アナウンサーの言葉を聞いて頭が真っ白になった。

그런 천진한 엄마의 말 한 마디가 괜시리 뇌리에 박혔다.

그 날의 저녁 식사 후 나는 아빠가 보고 있는 뉴스를 멍한 눈으로 보고 있었다.

슬슬 방으로 돌아가 내일 준비나 하자. 아니 그 전에 편지 답장을 쓸까.

그렇게 생각하며 일어서려 했을 때 아나운서의 말을 듣고 머릿속이 하애졌다.

「関東大震災の日から、明日で百年を迎えます」

"칸토대지진이 발생한 날로부터 내일이면 100년을 맞이합니다."

関東大震災。歴史が苦手な僕でも知っている、未曽有の大災害だ。

あわててスマホを取り出し、関東大震災を検索する。

一九二三年九月一日発生。死者およそ十万五千人、うち東京は七万人。

あまりに大きな数字に息が止まる。

칸토대지진. 역사 과목이 제일 힘든 나라도 기억하고 있는 일례없는 대재해.

당황하며 스마트폰을 끄집어 내어 칸토대지진을 검색한다.

1923년 9월 1일 발생. 사망자 약 15000명, 그 중 토쿄는 7만명.

지독히 큰 숫자에 숨이 멎는다.

。。大丈夫、まだ千代子ちゃんが巻き込まれると決まったわけじゃない。

そう信じようとすればするほど涙が止まらなくなった。どうしてもっと真剣に歴史を勉強しなかったのだろう。

二学期からなんて甘えたことを言わずに、せめて大正時代だけでも予習しておけば。

今からでも、どこか遠くに逃げるよう手紙を書こう。あんなに考えていた告白の返事のことも頭から消え、必死にペンを走らせた。

どうか奇跡が起きて、一分一秒でも早くこの手紙が彼女のもとへ届きますように。

届くまで十日もいらないでしょ。

神さまお願い、何でもするから。

... 괜찮아. 아직 치요코가 말려든다는 보장이 없다.

그리 믿으려고 하면 할수록 눈물이 멈추지 않았다. 어째서 더 열심히 역사를 공부하지 않았을까.

2학기부터 더 분발하자고 가볍게 다짐할 게 아니라 적어도 타이쇼시대만이라도 예습해 뒀다면.

지금이라도 어디든 멀리 도망가라는 편지를 쓰자. 그렇게나 고민했던 고백의 답장에 대해서도 잊고 필사적으로 글을 썼다.

부디 기적이 일어나서 1분 1초라도 빨리 이 편지가 그녀에게 당도하길.

그 손에 들어가기까지 10일이나 걸릴 것 없잖아.

신이시여. 부탁 드립니다. 무슨 짓이든 할게요.

『千代子ちゃん

お願いがあります。今すぐ、できるだけ遠くに向かってください。大切な人たちを連れて。

'치요코

부탁이 있어요. 지금 곧바로 가급적 멀리 가 주세요. 소중한 사람들과 함께.

明日、信じられないくらい大きな地震が東京を襲います。

내일, 믿을 수 없을 정도로 큰 지진이 토쿄를 덮칩니다.

落ち着いたらまた手紙をください。

いつまでも待っています

진정이 되면 또 편지를 주세요.

언제고 기다리고 있겠습니다.

時期より 』

토키토가'

祈るような気持ちでそれだけ書き、いつもの場所に置いた。

どうか無事でいて二学期に入ってもまだ蒸し暑い日が続いている。

あれから受験勉強そっちのけで大正時代、特に関東大震災のことをたくさん調べた。

調べて調べて、何度も何度も同じようなサイトを読みあさった。

기도하는 마음으로 그 내용만 쓴 후 늘 두던 장소에 뒀다.

부디 무사히 있길. 2학기에 들어서도 아직 찜통 더위가 계속되고 있다.

그 후로 수험공부는 뒤로 하고 타이쇼시대, 특히 칸토대지진에 대한 내용을 많이 조사했다.

찾고 찾아내고 몇 번이고 몇 번이고 같은 사이트를 뒤져 읽었다.

そのおかげで学校で習う前に大正時代は完壁になっていた。

完壁すぎて、興味がなかった今までとは違う意味で歴史の授業はつまらなかったし、何より改めて大正時代の話を聞きたくなかった。

그 덕에 학교에서 배우기 전에 타이쇼시대에 대한 지식은 완벽히 갖췄다.

너무 완벽해서 흥미가 없던 이전과는 다른 의미에서 역사 수업은 재미 없었고 무엇보다 새로이 타이쇼시대의 이야기를 듣고 싶지 않았다.

「これらの国々で作られたのが国際連盟で__」

"이들 국가들로 형성된 것이 국제연맹으로-"

知ってる。

알아.

「このときに結ばれたのが九カ国条約で、これは__」

"이 때 결성된 것이 9개국 조약으로 이것은-"

それも知ってるよ。

그것도 알아.

「おい時期、聞いてるか?」

"어이, 토키토 듣고 있나?"

「え?」

"네?"

突然名前を呼ばれて顔を上げると、いつのまにか先生が目の前に立っていた。

갑자기 호명되어서 얼굴을 들자 어느 샌가 선생님이 눈 앞에 서 있었다.

「じゃあ時期、教科書の続きを読んでくれ」

"그럼 토키토, 교과서의 다음을 이어 읽어라"

「······はい」

"....네"

指定されたページを開けると、太字で書かれた 『関東大震災』の文字が真っ先に目に飛び込んできて息が止まる。

지정된 페이지를 펼치자, 볼드처리된 글씨로 쓰인 '칸토대지진' 글자가 바로 눈에 들어와서 숨이 멎었다.

だめだ、読めない。もともと歴史の先生には目をつけられていたから、教科書読みなんてこれまで何回もやってきた。

안돼. 읽을 수 없어. 원래부터 역사 선생님에겐 찍혀 있었기 때문에 교과서 낭독은 이제껏 여러 번 해 왔다.

それなのに。みんなが心配そうに僕の方を見る。

그런데도. 모두가 걱정스러운 표정으로 나를 본다.

「先生、俺が代わりに読むよ」

"선생님, 내가 대신 읽을게요."

そう言ってくれた樹の声も、僕を心配してくれている先生の声も、聞こえてはいるのに、もやがかかったように頭に入ってこない。

그리 말해 준 이츠키의 목소리도 나를 걱정해 주고 계시는 선생님의 목소리도 분명 들리고 있는데 안개가 낀 듯 머리에 들어오지 않는다.

冷えきった手で教科書のページをめくると、そこには弾けるような笑顔で街を歩く大正時代の女の子たちがいた。

차갑게 식은 손으로 교과서의 페이지를 넘기자, 거기에는 툭 튀어나온 듯한 미소를 지으며 거리를 걷는 타이쇼시대의 소녀들이 있었다.

モダンガールという名のとおりのおしゃれな洋服を着た彼女たちの目は希望に満ちていた。

모던걸이라는 명칭대로 멋스러운 양복을 입은 그녀들의 눈은 희망으로 가득했다.

その途端、昨日ネット検索で出てきた凌雲閣崩壊の写真が頭をよぎる。

그 순간, 어제 온라인 검색에 나온 료운각 붕괴의 사진이 머리를 스쳤다.

千代子ちゃんが行きたいと言っていたその建物でも、震災によってたくさんの死者が出たらしい。

치요코가 가고 싶다고 했던 그 건축물에서도 대지진에 의해 많은 사상자가 나왔다고 했다.

「何があった?」

"무슨 일이 있어?"

そう聞かれるたびに、どうしようもない気持ちになった。何もない。僕の身には。

ただ、僕は千代子ちゃんを守ることができなかった。吐く息が白く染まっては消えていく。

季節はもうすっかり冬だ。どれだけ待っても、千代子ちゃんからの返事は来ない。

樹と裕期の恋愛模様は意外にあっさりと終わりを迎えた。

クリスマス前、ほとんど同じタイミングで告白した二人は、芽衣ちゃんに「好きな人がいる」とフラれたらしい。

그런 질의를 받을 때마다 형용할 수 없는 기분에 잠겼다. 아무 일도 없지. 내 몸에는.

다만 나는 치요코를 지킬 수가 없었다. 내뿜는 숨이 하얗게 물들어서는 사라져 간다.

계절은 벌써 한 겨울이다. 아무리 기다려도 치요코의 답장이 오지 않는다.

이츠키와 히로토키의 연애 분위기는 의외로 산뜻하게 끝을 맞았다.

크리스마스 전에 거의 같은 타이밍으로 고백했던 두 사람은 메이에게 "좋아하는 사람이 있어서"라고 차였다고 한다.

「俺らの今までの努力はなんだったんだよ、なあ樹」

"우리들이 이제껏 쏟은 노력은 뭐였을까? 응? 이츠키"

「まあそう落ち込むな。裕期にも俺にもまたいい人見つかるって」

"뭐 그리 우울해하지 마. 히로토키에게도 내게도 또 좋은 사람 나타날거야."

失恋してから二人は意気投合したようで、フラれた直後にもかかわらずとても楽しそうだ。

실연하고 나서 둘은 의기투합한 듯 차인 직후인데도 불구하고 무척 즐거운 모양새다.

「兄ちゃんも早く次の人見つけなよ。失恋したんだろ?」

"형도 얼른 다음 사람 만나야지. 실연한 거 맞잖아?"

何も知らない裕類の言葉は、僕の心を大きくえぐった。

塾の授業が終わり、マフラーを巻きながら受付の前を通ると、塾長と談笑している芽衣ちゃんと目が合った。

아무것도 모르는 히로요시의 말은 내 마음을 크게 도려냈다.

학원 수업이 끝나 머플러를 두르면서 접수대 앞을 지나자, 학원장과 담소하고 있는 메이와 눈이 마주쳤다.

以前探りを入れたものの普段はあまり話さないので、いつものように手だけ振って帰ろうとすると、

이전에 슬쩍 속을 떠 보기는 했으나 평소에는 그닥 대화를 하는 편이 아니어서 늘 그렇듯 손만 흔들고 돌아가려 했더니

「時期くん、待って!」

"토키토, 기다려!"

突然呼び止められ、声のした方を見ると芽衣ちゃんが僕のそばに駆け寄って初た。

갑자기 불러 세워서 목소리가 나온 쪽을 보니 메이가 내 옆으로 달려왔다.

「ごめん。今ちょっと時間ある?」

"미안. 지금 잠깐 시간 있니?"

彼女の言葉に時計を見てうなずく。

お互い勉強の進捗などを話しながら階段をのぼり、自動販売機で飲み物を買う。

幸い休憩スペースには誰もいなかった。

そういえば芽衣ちゃん。だいぶ前だけど、探りを入れるようなことしてごめんね。

그녀의 말에 시계를 보고 끄덕였다.

서로 공부의 진척을 물으면서 계단을 올라 자동판매기에서 음료수를 샀다.

다행히 휴게 공간에 아무도 없었다.

"그러고 보니 메이야. 쾌 이전 일이지만 속을 떠 보거나 해서 미안했어.

樹と裕期、これからも仲よくしてあげてほしい」に勝手に言ってしまって申し訳ないことをしたと思っていたから、こうして謝る機会ができてよかった。

이츠키와 히로토키랑 앞으로도 사이 좋았으면 좋겠어"(?) 라고 멋대로 말해 버려서 미안한 마음이 있었기 때문에 이렇게 사죄할 기회가 되어서 다행이었다.

忘れないうちにと芽衣ちゃんより先に切り出す。

彼女の恋愛事情を樹や裕郷「もちろんだよ。二人とも大好きな友達だもん。私の方こそ彼氏いないなんてあいまいな言い方しちゃって、申し訳なかったと思ってる」

잊어버리기 전에 실천하자고 메이보다 먼저 말을 꺼냈다.

그녀의 연애 사정을 이츠키와 히로토키(?)"물론이야. 둘 다 좋은 친구인걸. 나야말로 남자친구가 없다고 애매하게 굴어서 미안했어."

「それならよかった。好きな人がいるんだよね、応援するよ」

"그렇다면 다행이야. 좋아하는 사람이 있구나. 응원할게."

僕の言葉に芽衣ちゃんは浅く息を吸い、意を決したように口を開いた。

내 말에 메이는 얕게 숨을 들이마시고 결심한 듯이 입을 열었다.

ココアの缶を包む小さな手が少し震えている。

코코아캔을 감싼 작은 손이 약간 떨고 있었다.

「時期くん。そのことなんだけど……」

"토키토. 그 일 말인데...."

好きな人のことをぼつりぼつりと語る彼女の目に浮かぶ涙を見て、僕は改めて恋愛の難しさをかみしめた。

芽衣ちゃんも樹も裕期も、どうして幸せになれないのだろう。

全員の願いを叶えるのは難しいけれど、それでも何とかならないかと考えてしまう。

좋아하는 사람에 대하여 조금씩 털어 놓는 그녀의 눈에 고인 눈물을 보고 나는 새삼 연애의 어려움을 되씹었다.

閉館時間になり見回りに来た警備員さんが、僕たちに「勉強大変だろうけど頑張ってね」と声をかけてくれた。

폐관 시간이 되어 순찰을 온 경비원이 우리들에게 "공부 힘들어도 화이팅해."하고 응원해 주었다.

すっかりぬるくなったミルクティーを口に流し込んで一階に降りると、芽衣ちゃんが「忘れ物を思い出したから先に帰ってて」と言うので、熟長に会釈をして一人外に出た。

이미 미지근해진 밀크티를 들이키고 1층에서 내리자, 메이가 "깜빡한 게 있어서 그러니까 먼저 가."라 말하기에 학원장에게 인사를 하고 혼자 밖을 나왔다.

冷たい風に涙がゆるみ、手に持ったままだったマフラーを巻く。

一階の受付で、塾長は卒業生らしき女性と話に花を咲かせていた。

よく見ていないからわからないけれど、きっと晴れやかな表情をしていたのだろう。

今の僕には彼女と僕たちの状況が、まるで別世界であるかのように思えた。

年が明け、いよいよ受験勉強にラストスパートをかける時期になった。

そして僕と千代子ちゃんの文通が始まったあの日から、もうすぐ一年が経とうとした。

차가운 바람에 눈물이 흘러, 손에 든 채로 있던 머플러를 둘렀다.

1층 접수대에서 학원장은 졸업생인 듯한 여성과 이야기꽃을 피우고 있었다.

자세히 보지 않아 몰랐지만 분명 밝은 표정을 하고 있었겠지.

지금의 내겐 그녀와 우리 상황이 왠지 다른 세계에 놓인 것처럼 여겨졌다.

해가 바뀌고 드디어 수험 공부에 마지막 박차를 걸 시기를 맞았다.

그리고 나와 치요코 간의 편지가 시작된 그 날로부터 이제 1년이 경과하려고 했다.

『子代子ちゃん

大丈夫?怪我してない?

あのとき好きって言ってくれて、本当に嬉しかった。僕も千代子ちゃんのことが好き。

もっと早く言えなくてごめ一またいつか、どこかで絶対会おうね。

千代子ちゃん、どうか幸せで。

'치요코

괜찮아? 다치지는 않았는지?

저 때 좋아한다고 말해 줘서 정말 기뻤어. 나도 치요코를 좋아해.

더 빨리 고백하지 못해서 미안해. 언젠가 또 어디에선가 꼭 만나자.

치요코, 부디 행복하길.

時期より 』

토키토가.'

そんな手紙を何通も書いたけれど、それが彼女のもとへ向かう気配はもうなかった。

書いても前みたいに消えてくれないから、手紙はたまっていく一方だった伝えたいことも聞きたい返事も、たくさんあるのに。

그런 편지를 몇 통이나 썼지만 그것이 이제 그녀에게 더 이상 닿을 기미는 없었다.

써도 이전처럼 사라지지 않아서 편지는 쌓이기만 했다. 전달하고 싶은 말도, 듣고 싶은 답장도 많이 있는데.

千代子ちゃんと手紙を交わすことができたあの日々を、もっと大切にすればよかった。

치요코와 편지를 교환할 수 있었던 그 날들을 더욱 소중히 했어야 했다.

「時期、俺らのこと絶対に忘れんなよ」

"토키토, 우리들을 절대 잊지 마."

四月。新学期の前日、ついに東京を出発する日が来た。朝早くに家を出ると伝えていたのに、樹や早坂たちがマンションの前まで見送りに来てくれた。

4월. 신학기 전 날에 드디어 토쿄를 출발하는 날이 왔다. 아침 일찍 집을 나온다고 전해 뒀는데도 이츠키와 하야사카들이 아파트 앞까지 배웅하러 나와 주었다.

「忘れるわけないだろ」

"잊을 리가 없지."

みんなとの別れを惜しみつつ、車に乗り込む。

모두와의 이별을 아쉬워하며 차에 탔다.

「みんなありがとう。また連絡する」

"모두 고마워. 또 연락할게."

「おう、毎日でもいいぞ」

"응, 매일 연락해도 좋아."

どこに行っても、どんなに離れていても、樹たちとは小さな端末を通していつでもつながることができる。

어딜 가도, 아무리 헤어져 있어도 이츠키들과는 작은 단말을 통해 언제든 이어질 수 있다.

猛勉強の末、僕は先月、無事に第一志望の高校に合格した。

大阪の理系高校。そこを選んだのは、将来みんなの生活を豊かにする機械の開発者になりたいと思ったから。

この目標、千代子ちゃんにも伝えたかったな。

맹렬히 공부한 결과, 나는 이전 달에 무사히 제 1희망고에 합격했다.

오사카의 이과계 고등학교. 그 곳을 선택한 이유는 향후 모두의 생활을 풍요롭게 할 기계 개발자가 되고 싶었기 때문.

이 목표를 치요코에게도 알려주고 싶었는데.

『すごいね、どんな機械を作るの?仕組みは?機能は?』って、きっと興味津々なんだろうな。

車が動き出す。外にはあのしだれ桜が見える。

先週の雨で花は散ってしまったが、全てを包みこむように優しく揺れる枝がいつもよりずっと、きらきらと輝いて見えた。

"굉장해. 어떤 기계를 만드는데? 구조는? 기능은?"라고, 분명 흥미로워할 것이다.

차가 움직인다. 밖에는 그 사앵나무가 보인다.

저번 주 비로 꽃은 다 졌지만 모든 것을 감싸듯 부드럽게 살랑이는 나뭇가지가 평소보다 더욱 반짝반짝 빛나 보였다.

군데군데 끊기거나 오타로 보이는 부분이 있었습니다.

의역 처리했기 때문에 살짝 어색할 뿐 내용 이해에 크게 저해되지 않을 것 같아 그냥 두었습니다.

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